何処かで見たようで、見たことのない甘さ

様々なラブコメを読んでいると似たシチュが多く感じる事がありますが、最初こそ感じても読み進める内に徐々にこの作品の良さに気づくようになりました。

この作品を一言で形容するなら
“あたたかいラブコメ”だと思います。

あたたかいラブコメは様々ありますが、この作品は特にダイレクトにそれを感じる事ができます。

背景ありきで始まる物語、そして背景を忘れる事なく共に成長していく主人公たちの姿を見ていると、思わずニヤニヤとしてしまいます。

重いと辛く、そして軽いとつまらなくなってしまうものですが、良い塩梅で物語の紡ぐ重さがありつつ、あたたかい日常を感じる事ができます。

恋とは何か。
一言で単純に表せそうで表す事のできないもので、その自覚や勘違いもまた、ラブコメの醍醐味と言えますが、その毛色も強く感じます。

離さない、引き付ける力が特段強いというわけではないですが、こんなお話があると良いなと思えるようなお話で、あたたかく、それでいて純粋な美しさも感じます。

長々となりましたが、この作品はとても好みです。今まで癖の強い作品を読んでいる人の心を癒し、甘さと優しさで包まれたこの作品に⭐︎3を付けようと思いました。

これからも執筆頑張って下さい！
今後の展開も楽しみにしてます。