電子世界に入り浸る全ての人に送る物語

電子世界(ネット)は、今まで関わることのなかったような人間と関わることができるようになった。そんな世界で起きる様々な出来事にどう立ち向かうのかを教えてくれるいい作品です。
シリアスな展開もありますが、ラブコメとしても楽しめるとてもいい作品です。
小説を買わせていただきました!



◯この作品を最新話まで読んで思ったこと

電子世界は楽しいこと嬉しいことがたくさんある反面、苦しいこと悲しいことがたくさんある。
光が強ければ強いほど照らされたものの影は濃くなるの同じで、一寸先は闇で、一歩踏み外したらどこまででも転がり落ちていく。
そんなテーマパークのような楽しい場所を我々一人一人が考えて、秩序を守っていくのは大切なことだと思います。
道に迷ってしまった人に手を差し伸べるのも大切ですが、むやみにその差し伸べられた手を信じるが危ないこともある。
何を信じて何を信じないのかは、全て自分に責任を負わなくてはならない。

電子世界に入り浸る我々が大切にしなきゃいけないことがたくさん書いてある。
一人一人の力は弱いけど力が合わされば、その力は凶器にもなり得る。もちろんいい方向に転ぶこともあるが、大半は悪意が集まる。人の悪いウワサは伝達スピードがハンパないし、それが電子世界だと一瞬にして拡散してしまう。
だから、少しでもその力の威力を下げるためにその空気に流されることもなく、一歩引いて見れたらいいなと、この作品を読んで思いました。

こんな長々と書きましたが、「くるめいサイコー」の一言に尽きますね!

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