メリークリスマス、その悲しみに僅かでも優しさを。

毎年冬に体調を崩し、折角のクリスマスすら楽しめずにいる主人公『桜』。
文脈にて表現される病気の描写が生々しく、サンタさんどうして? と、涙する桜の悲痛な姿に心が締め付けられます。

しかし今年の冬はいつもと違いました、プリントを届けに訪れた同級生の『川越』君、彼との言葉紡ぎによって桜の痛みは癒されていきます。

お見舞いと言う、一つの情景の中で静かに語れる二人の物語。
恋が後ちょっとで始まりそうな予感、そんな初々しい青春が素敵な短編作品です。