短い文章でここまでとてつもなく恐ろしいものを書ける才能、センス、ここに至るまでの努力が凄まじい。それもまた恐怖である。
学生の頃に二次創作を始めて、成人するとオリジナルなども書くようになった奴。 プロになれたらなぁ……などとふんわり思っているナメた奴でもある。 誰かの記憶に自分…
このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む(425文字)
『幽霊の正体見たり枯れ尾花』と言うけれど、ホラー物の最大の弱点は、ストーリーが進み怪異の解像度が上がる程、怖くなくなってしまう事だろう。人間は理解できないものに、自らが抱く恐怖の理想像を投影して想像…続きを読む
第一話が特に良かった。すばらしいです。
ホラーの美点は「怖いところ」で、難点も「怖いところ」。前者はゾッとする、日常を掻き乱し、引っくり返すような恐怖。後者は不安、喪失、後悔、絶望、負の感情を呼び起こす恐怖。第三者視点のラストシー…続きを読む
もっと見る