春海水亭先生作品のほぼ全てが流れ込んでくる……!

「あああああああああああああ!!!!!!!絶対なる笑いが襲いかかる!!!!!」

 俺は笑い死にした。
 必ず、この邪知暴虐な本作をはてなインターネット文学賞で一位にせねばならぬと決意した。
 俺には文学が解らぬ。俺は、作者の虜である。名作を読み、レビューを並べて暮して来た。けれども本作に対しては、人一倍に敏感であった。

 襲い来る刺客、それは笑いという名の暴力。
 ひとたび読み進めれば「私、笑いのクオリティが6500倍上昇してる爆笑ネタを前に息出来ない状態でクイズ大会に出るんですか!?」とばかりに次に何が来るのかを予想させられ、それを遥かに超えたクオリティのネタに殴り飛ばされる。
 これはまさに春海水亭先生の集大成であり、我々の腹筋とか横隔膜とかそういうなんか難しい漢字の名前がついた部位を破壊するためだけのトラップダンジョンなのだ。

 皆さんも軽い気持ちで本作を読み、そのまま笑い死んでもらいたい。
 たとえそのせいで幽霊になっても安心していただきたい。春海水亭先生は怖い方のホラー作品も得意としているので、なんかこう、上手く扱ってくれるだろう。