レビューを書くのが下手くそなので、最小限にこれだけ言わせてもらいたいんですけど、「性癖ぃ! 性癖!」って感じで面白かったです。にのまえさん、ふーん。なるほどね。
むいゆうと読みます
ふたりの人間のゲノムを融合させることであらゆる難病を治療する「ゲノム融合化施術」という最先端技術が実現された近未来。癌に侵された「私」は声無き「歌姫」とその施術を受けることになった。「彼女」は死…続きを読む
“彼女”と“私”の進む道が螺旋構造的に表現されています。それは、決して混ざり合うはずがなく、しかし重なっている。2人の絡み合う描写まさに水素結合。終盤に向かうにつれて気づく物語の核を理解した上で…続きを読む
彼女たちの向かう先はこれ程までに正反対なのに、その想いは融合したゲノム同様、果てしなく透明で美しい同位体。感服仕りました。ぜひご一読を。
ここで面白さの多くを語るより、実際に読んでもらった方が早い。それくらい短い小説です。12000文字、そんな限られた分量の中に、一体いくつのものをブチ込めば気が済むんだ……。ただ一言、傑作です。
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