息も吸えないし、息も吐けないし、お腹が空くのも嫌だし、太陽なんてもってのほか。だけど、それを嫌っても拒むことはできないし、やめることはできない。 どうしても、どうしても。
むいゆうと読みます
ただひたすらに『消えたい』と願った日々がありました。理屈ではなく、感覚として『死』は『生』なのだと感じていたからなのかもしれません。身近な人の死に、究極の生を感じた日。そして、大切な人に『生きてほし…続きを読む
本作に出てくる彼女のロジックは、常に自分自身の『生』に真向かっており、故に、隣り合わせの『死』に関する哲学も並行している。自分自身の『生』を忌む彼女曰く、『死』とは『生』が在るという実感の最たるも…続きを読む
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