「傾国の美姫」から決して想像できない、圧倒的な世界観がここに!

「空に龍の屍」
この始まりからまず、美しいけれど何か悲劇的なものを感じずにはいられません。

そこには凄まじい歴史が存在し、帝王が狂うほど愛した美姫の歪んだ願望「花嫁のふいご」に由来するのです。

一過性の過ちではなく、それらは呪いのように受け継がれていく……。

会話文が一切ないにも関わらず、すべてを読ませるこの圧倒的世界観。
読み終わったときには鳥肌が立ちました。

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