散歩四百字

 一つ一つのお話に作者独自の感性が込められており楽しめる。例えるなら缶に入った飴玉といったところか。
 寒い日に手袋をはめた手でスマホの画面を操作しながら、色だけは青い空を見上げるがごとき読後感である。