番外編 富士太目線2

僕が姉さん(?)に逃げられて2日たった

今日はお母さんと姉さんに会う日だ

もし駅でであった少女が姉さんじゃなかったら怖すぎる

似すぎているシンプルに怖い

とりあえずホテルでくしゃくしゃの洋服を着替える

「おーい、、もーいくぞー」

「はーい父さん」

荷物をまとめ、チェックアウトし僕らは車の乗りこんだ

「緊張してるか?」

父さんにそう聞かれた

もちろんだ

「うん、緊張してる」

「そうかそうか、もう着くぞ」

速い、速すぎる

近すぎる、車に乗ったの何秒だよ

なんて考えているうちに父さんは車を止めていた

「母さんたちは右側の一番奥にいるらしい」

先に店内に入る,そしてなぜか父さんを待つという謎の行動をしていたら

父さんが来た一緒に入る、やはり少し緊張する

そして、奥の座席へ歩いた、父さんの話をしているらしい

やっぱあのときの人じゃん

駅であった少女はやはり姉だったらしい

「富士太…クン?、、、会ったこと、あるよね」

聞きたいのはこっちだよ、だが駅であった人と同一人物だと分かった

あ、姉さんまた固まってる

「最近ボーっとしてること多いわよ、ご挨拶なさい」

母さんに言われてた

はっとして

「お父さん、富士太君こんばんは、リンゴです」

父さんが、目に涙を浮かべてる、僕には記憶にないけど,父さんは覚えていたんだ

「久しぶりだね、リンゴ、礼儀正しい子に育って、会いたかったよ」

姉さん、あからさまに、ほっとしてるし

「富士太も、挨拶しなさい」

急にこっちに振るなよ、挨拶はするけど

「リンゴ姉さんお久しぶりです、駅であったのにどうして逃げたんだよ」

これでもかというぐらい、ほっぺ膨らましてやった

そんなことしてたら、父さんと母さんが微笑んで

「そんなに仲良しなら、また仲良くできそうね」

母さん今なんて?

「我々の都合で引き離してごめんな」

「「また?」」

姉さんと声はもったそして首をかしげる動きまでシンクロするんだね

首を傾げていたら、母さんが笑いながら

「うふふ、特に富士太はお姉ちゃんが横にいないと泣きだしたんだから」

「別れてから、リンゴがいないのに慣れるまでずっと泣いて大変だったんだから」

僕、そんな、シスコンだったのか

自分でも顔が赤くなるのが分かった気がした


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