3章見ちゃった

リンゴは、失敗した、顔をあげなければよかったと、心底後悔した、なぜなら

ゴーストアップルの腐り落ちたりんご、いや、同じ顔をした同い年ぐらい男の子がいた

「君は・・・」

と男の子がつぶやいた

ああ、男の人だからか、いつも警戒してたのに今日に限って、この人の限って油断してしまったんだろうか、うんいるよね、中性的な顔の人もいるよね、うん、


リンゴは心の中ですごい自分へ向けて話したそして、こんなことも考えていた


ああこの人は死んでしまう、私の油断のせいで、私と同じぐらいに見えるから、この人の両親はすごく悲しむだろうな、もし、慰謝料請求されたら大変だな、

だって、だって、

うちは、母子家庭だから、家は、お母さん名義だったから、そのまま住んで、わたしを引き取ったって言ってたな、


「あのっ」

と男の子に声をかけられ、はっとする、後ろを見ると、人が並んでいる、リンゴは財布を受け取ると

「ごめんなさいっ」

と声をかけて走って逃げた

残された男の子は追いかけるも、途中で立ち止まったそして、近くの公園に入り

ベンチに腰掛けた、そして写真を取り出し、つぶやいた

「やっと見つけたのに、姉さん」

その写真には

2人の赤ちゃんとそれを抱いて笑っている男の人と、女の人がいた

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