すげぇ!

 誰もが思いつきそうで思いつかない着想。角の手入れや成長ぶりに一喜一憂する思春期の鬼とは、これぞ鬼の中の鬼、まさに角の中の角だ。
 主人公の相手が見せる大人びた雰囲気と意味深な言い回しにぞくぞくする一方で、主人公自身の『等身大な描写』が秀抜な対比を示しているのも実にいい。
 必読本作。

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