概要
スケーターミーツ、スケーター。
天上杏さんの「氷上のシヴァ」の霧崎洵くんと拙作「60×30」の鮎川哲也が2018年4月の高崎駅で出会うお話です。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!二つの氷上の物語、奇跡のクロスオーバー
「60×30」といえば、2013年からインターネット上で連載を続けている超大作、いわばフィギュアスケート小説の金字塔的作品です。
その作者様が今回私の「氷上のシヴァ」とのコラボ小説を書いて下さったと知り、畏れ多くもワクワクが止まりませんでした。
どんな作品になっているのだろう?と……。
作中舞台である2018年で披露された哲也の「てのひらの青」と洵の「エリザベート」には、共通点があります。
どちらも、光を描くために自らが影を演じるということです。
わざわざ影を選ぶというのは、アンビバレントな行為です。
なぜなら、フィギュアスケートとは氷上で一人きりになる競技。逃げも隠れもできない。全ての視…続きを読む