第4話
「え………?」
しばらく私は放心状態になっていた。
桜を見る為の人物を探そうと思っていたのに……
…ん…?現場撮影…?何の…?
『現場』と表現できて有り得るのは……
私が桜を咲かせてそれを眺めているときぐらいだ。なぜなら、他の用事で家の外には出ていないからだ。
私はメッセージを送ってきたアカウントをすぐに確認した。
自己PR写真の所に特に特徴のある写真は1枚もなかった。探られないようにするためだろう。
顔写真も載せていない。そこから見るにこのアカウントは何かの捜査のためのアカウントであってマッチング目的ではないのだろう。
…もしかしたら、警察かもしれない。警察には関わりたくない。
だが、ここで届いたメッセージを消して、アカウント検索履歴も消したら、、、
私を疑ってくださいと言っているも同然だ。
それだけは絶対避けたい。
私は、そのメッセージに返信することにした。
美しい桜 オタ((オタちゃんです @ota1-5
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