互いに欠けていたものは「アイ」

最初は「よくあるかなぁ」と思っていましたが、ところどころ「おや、これは化けるぞ!」と思いながら読み始めました。評価される理由があります。
物語の緩急のつけ方が実にお見事で、甘さとほろ苦さの絶妙なバランスで、クレームブリュレを食べているかのよう。

読者の方へ向ける作者様の言葉からはキャラに対する、真摯な思いと愛情を感じます。決して、「自分好みに造り上げたキャラ」ではなく「舞台に降り立った俳優」としてキャラを動かしているような印象を受けました。このようにキャラを動かせる方はやはり、才能があるのだろうと思います。

ネタバレはあえて書かないようにして、一言感想の方に載せました。

短い感想にも素早く返信を下さって、作者様には尊敬の念を抱きました。長文の感想になってしまってすみません。また、彼らに会える日を楽しみに待っています。

その他のおすすめレビュー

一色まなるさんの他のおすすめレビュー23