淡々と進行する苦境と告白には、ある意味人間の備え得る欲求を化学薬品で漂白したような印象を受けた。その伝で考えるなら、猫は科学者というより試薬そのものだろうか。 いずれにせよ、カクヨムでは余り見られない題材なのは間違いない。
皆様今日は。昭和世代のおっさんです。 ファンとして(※以下、敬称略) 小説・エッセイなら京極夏彦、司馬遼太郎、田中芳樹、澁澤龍彦。 漫画なら荒木…
物語はうだつの上がらない主人公が人生に幕を引こうとする所から始まる。そんな主人公に不思議な猫は問いかける。「苦しかったか」。読者の皆様にはひとつ、主人公と共に感じて貰いたい。一人一人答えは違…続きを読む
人生に絶望した男が古縄で首を吊ろうとするところから始まります。そのとき、ふいに現れたのは、ダブルのスーツを身にまとい、杖をついて立つ不思議な猫。老成した彼と対話しながら、男は自分の魂がかつて生き…続きを読む
文体が醸し出す疲れ切った落ち着き。そして不思議な猫。現実と非現実が織りなす実話的神話。深い問答を繰り返し、読者もまた、文章を追うごとに考えさせられる。自分は何を聞かれ、どう答えるのだろうか…続きを読む
本当に本当によかったです!めちゃくちゃ世界観に引き込まれました!最後のオチでもう一度読み直しました!!web小説でこんなに夢中になって読んだことがあったかなと思うくらいに、題材も中身も全て好みでした…続きを読む
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