至極色(しごくいろ)の第五詩集。束の間の黄昏時のきらめきが其処此処に。

想いを充たすかのように輝いている月も、
見えていないだけで確かに其処に在る月も、
手に取れそうに身近に感じられたとしても、つかまえられない。
だけど、手を伸ばそうとする「こころ」は、なんて美しいのでしょう。

つきのさんの第五詩集。
今宵も「こころ」の還る場所を探しましょう。
足掻くことも迷うことも回り道をすることも肯定してくれる優しい詩世界です。

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