シノノメナギの恋わずらい

主人公の梛さんは図書館司書。
性別は男性だけど、心と見た目は女性です。
そんな梛さんにモテ期が到来！
沢山の男性からアプローチが！！

モテモテの梛さんが誰を選ぶのか……ワクワクしながら読みました。
この人だ！って決めても素敵な男性を見るとフラフラしちゃうところが、人間らしくて好感が持てます☆

色々大変なことも起こるけど、梛さんが思い詰めずに前向きに進んでいくので基本的にとっても明るいお話です！

あらすじは他の方も書かれているのでそちらを。

私が言いたいのは、ともかく全編を通して梛ちゃんの視点で書かれていて、ほんわか癒されるってことです。
かなり妄想家で恋に敏感な梛。
図書館という場所を中心に様々な人と出会い、世界が広がっていく様が、読み手の気持ちも温かくしてくれます。

非常にデリケートなテーマなのに爽やかで読了後には清々しい気持ちになれる作品です。
私は仕事で疲れた時にこのお話を読みにきます。是非、皆さんにも読んでもらいたいです。最高の癒しが得られます！

図書館で働く人気司書、東雲梛。
近寄ってくる男性に惚れっぽく、妄想が大好きな乙女なのだが……。

最初は気が多い主人公だなぁという印象でしたが、梛の優しさや彼女を受け止める周りの人たちの愛情がとても温かく……どんどん読み進めてしまい、結局一気読みしてしまいました。

ちゃらちゃらした印象だった常田くんも、本当はとても純心な青年で梛を大切に思う気持ちに偽りがなく本当に素敵キャラです。

常田くんが抱える病気を理解しつつ彼によりそう梛の姿はとても献身的で……こんな風に誰かを支えて生きていくと決心した主人公を尊敬いたします。

まだ連載途中ですが、この先、梛が常田くんの元に行って幸せになれるのか、…続きを読む

ホシノユカイさんお得意の？　ＬＧＢＴなキャラ、シノノメナギ。
女性として図書館司書の仕事をしています。
ナギの体のことを知っている年下部下男性がモーションをかけてきます。
年下なんてと思いつつ、かわいいとなってしまうナギ。
どうも八重歯フェチみたい。
さらに、図書館利用者の常連にも好みの男性が数名。
困ってしまいます。困らない。
妄想がはかどります。
男性とあれやこれ。
でも、実際は男性同士の行為に臆病になっていたりして。
現実は妄想のようにはうまく行きません。

まだまだ連載中。わたくしは、まだまだ読み途中。先は長い。
さてどうなる。

図書館で司書として働く、東雲梛35歳。
子供に絵本の読み聞かせをしたり、図書館の利用者に本を紹介する傍ら、たまに恋愛絡みの妄想をしながら日々を過ごしていました。

35年間モテたことのない梛ですけど、同僚で年下の、チャラい感じの常田くんや、図書館の利用者である小学校の先生の仙台さんなど。今まで意識していなかった相手や、密かに良いなと思っていた男性と急接近して、彼女の周りは慌ただしくなっていく。

人はいくつになっても恋をするもの。大人でも、胸がキュンキュンするような恋をしてもいいですよね。
突然訪れたモテ期に戸惑いながらも、恋に胸をときめかせる梛が、非常に可愛いです。


……さて、そんな胸…続きを読む

図書館司書として働く東雲梛は、男として生をうけたが、今は女性として生きている。
恋愛対象となるのは男性。素敵な恋や出会いを望んでいるのだけれど、残念ながら現在縁には恵まれず。

そんな彼女の趣味は妄想。図書館で見かける男性が、自分のことを好きだったら、恋人だったら。そんな設定で、素敵なシチュエーションを頭の中で展開させます。
どんな出来事だって、想像、妄想するのは個人の自由。脳内で、思いきり恋を楽しみましょう。

……というのが序盤の展開。しかしそんな梛にも、妄想でなく現実で、素敵な恋が訪れます。
お相手は、同じく図書館司書でチャラ男の常田くん。これを聞いて、チャラい男なんて嫌だと思った方が…続きを読む

＊短編集ではないが、一話ごとに区切りのある作品
★どんなことをテーマにした作品なのか？
主人公の妄想をテーマにした作品

【妄想とは？】
妄想の意味
とらわれの心によって、真実でないものを真実であると、誤って意識すること。 また、そのような迷った考え。 邪念。（web調べ）
恐らく、この物語での妄想は空想にふけるという意味合いだと思われる。
空想とは？
現実にはあり得ない事、現実とは何ら関係のない事を、頭の中だけであれこれと思いめぐらすこと。

【どんな物語なのか？】
図書館司書として市の図書館に10年務める、トランス女性が主人公。本が好きで、新刊をいち早く手に取りたい彼女にとって、図書館…続きを読む

わたしもよく妄想をするのですごく共感しながら読んでいました。そしてまさか！という展開に驚きつつ、面白いし、読みやすいので物語に引き込まれてしまいます。