恋愛の名手による非恋愛の物語たち

愛に溢れていなければ恋愛が書けないとしても、愛に溢れている人は、恋愛以外のものも書ける。

書くということは、愛を表現することなのだ。これらの作品たちは、単に物語が面白いだけでなく、作者の、作品に対する愛が溢れている。

だから皆、温かく、爽やかで、感動的。あるいは切なかったり、悲しかったり、楽しかったり、本当の人間ドラマに溢れている。

恋愛の名手は、結局他の物語でも名手なのである。