まず1章を読みなさい。それで止められるものなら止めてみるがいい。

 この作品に目を留めた人は、まずレビューの多さに驚いたことだろう。

 これ程多いレビューには大抵玉石混交。お返しが欲しいためだけに、作品をろくに読まずに星を付ける人が居る。

 現にこの作品も物語が始まった途端に、獅子座流星群かと思うほどに星がついて唖然としたものだ。

 だが、安心して良い。この作品に付けられたレビューは、どれもが実に的確に面白さの本質を射貫いた本物だ。

 物語の立ち上がりには、確かに一発で読者を掴んで離さない(だいたい、透けるような薄い着衣の美女が鎖に繋がれていて、しかもドラゴンを操る巫女だなんて、反則に近い。笑笑)場面が展開するし、2転3転しながら魅力を高めていく主人公から目が離せない。
 読み所は、他の方々の名レビューにお任せするとして――

 ラストシーンを読んでどう思うかは、人それぞれの想像力や妄想力の自由に委ねられるところだが、私は何故か、かの名作「……ナウシカ」のラスト、オウムに跳ばされて宙を舞うシーンがうかんでオーバーラップした。 伝承された詩のせいかもしれない。
 何はともあれ作者に完結をねぎらいたい。お疲れ様でした。面白かったです。
 最後に、このような作品に、校正係として微力ながら関わらせて頂けたことを感謝します。お疲れ様でした。次作を楽しみにしています。

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