愛で始まり、アイに終わる――これはそういう物語。

人は誰しも愛されて生まれてくる。
それはこの世に生まれてくるほとんどの命が受ける祝福であり、呪いでもある。

ゆえに死ねなくなったことに果たして理由などあるのだろうか?
死ぬことにしか目を向けられなくなった少女が、最後に『手放したもの』は何だったのか……
この物語の結末を読んでなにを思い描くかはその人次第だろう。

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