二度と関わらないでください

作者 プラナリア

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★★★ Excellent!!!

『二度と関わらないでください』
人を遮断するかのような言葉を「たすけて」と変換して読んでいただきたい世界です。

「こども」が「おとな」の役割を果たさなければならない「家族」の形は、「こども」の現在だけではなく、その後の人格形成にも影響を及ぼすはず。しかしながら「家族」の形に、きっと「正解」は無いのです。人の数だけ「家族」の形がありますし、第三者が何処まで介入していいのか、その匙加減は非常に難しいものです。作者様のお言葉を借りますと、「理解の無い支援は、押し付けでしかない」と、受け取られることもあるのです。けれども、「こども」を壊すような「家族」の形を看過してはいけません。分かち合える困難は分かち合って、人ひとりの負担が軽くなるよう願わずにはいられません。

ドキュメンタリーを読んでいるような気持ちで、現実に起こっている社会問題を考えさせられた小説です。

★★★ Excellent!!!

あっという間に読める、でも心にどっしり残る作品です


「二度と関わらないで下さい」は助けてのサインです
読んでいてとても辛くなりましたが、周りに理解者がいるのが救いです
最後に失せモノが見つかるのは光明と思っていいでしょうか

主人公の唯と母親が肩を寄せ合いながら暮らしている様は美しくも悲しいです
「自己責任」の名のもとに弱いものに冷たい視線を送る現代社会において、彼らを受容できる場を作っていければと強く思います

とてもリアルで面白く、興味深い内容でした
ありがとうございます

★★★ Excellent!!!

誰しもが当たり前に甘受している日常。

その当たり前の【日常】に焦点を置いた物語。

感動とか哀れみはいらない。
可哀そうだとも思わないで欲しい。彼女らは確かに幸せだった。

たった10,000字の世界の中に、一つの答えが詰まっている。

久しぶりに心に突き刺さった短編。



貴女は今幸せですか? ではその幸せを何よりもまず第一に噛み締めてください。