そこに希望はあるのか、それでも少女は末来へと手を伸ばす……

目覚めた少女がいたのは天空マンション。
誰もいないそこで出会う少年、そしてゆっくり真実の扉が開かれていく……。

徹底的な孤独が描かれた序盤で、本当にこの世界で誰にも会えないのかと不安になります。
しかし鈴木という男子に出会い、彼との生活に慣れていくけれど、この世界への謎は抱き続けていて。。
そして真実に辿り着いたとき、自分との闘いが始まる。
ここがものすごく怖い。サスペンスであり強烈なホラーです。

完結まで拝読し、こうして物語を思い起こしてみても、起承転結がハッキリしていて構造美を感じる作品ですし、ひとりの不幸な少女がそれでも生きていこうとする姿に心が強く打たれます。

この物語に出会えてよかったです。
素晴らしい作品をありがとうございました!

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