概要
監視ロボット、街に立つ! 元刑事との絆を描く感動系ホラー
教えてあげよう。通学路に潜む本当の恐怖というものを。
闇はゆっくりと、しかし確実にやってくるもの。
山岸トオルは五年前に定年退職を迎えた元刑事。
老いた身でなお地元社会に貢献すべく、登下校の生徒見守り活動に参加していた。それは単純なようでいて奥が深く、なかなか大変なボランティア活動。
なり手も少なく後継者不足が危ぶまれる中、解決策として派遣されたのはなんと……自我をもったロボットであった。
有能だがどこか間の抜けたロボットと、刑事人生の経験を叩きこまんとする老人の心温まる交流はいかがでしょう?
闇はゆっくりと、しかし確実にやってくるもの。
山岸トオルは五年前に定年退職を迎えた元刑事。
老いた身でなお地元社会に貢献すべく、登下校の生徒見守り活動に参加していた。それは単純なようでいて奥が深く、なかなか大変なボランティア活動。
なり手も少なく後継者不足が危ぶまれる中、解決策として派遣されたのはなんと……自我をもったロボットであった。
有能だがどこか間の抜けたロボットと、刑事人生の経験を叩きこまんとする老人の心温まる交流はいかがでしょう?
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!鋼の相棒と元警官の奇妙な人情物語
義務感でなく、使命感で働く元警官。
手にするのは警察手帳から黄色い旗へと変えて、今日も児童を優しく見守る。
優しい眼差しとは裏腹に、その心は日本の未来を憂いていた。が、心配事は尽きない。それは隣に若輩者の鋼の相棒がいるからだ。
こうして、物語は進んでいきます。読み進めていく内に人が持つ感情を鋼の相棒に教えて行く様は、どこか心がほんのりと温かくなります。指導は厳しくもありますが、時にはコントのような笑いを誘う場面もあるのは、読み応えがあります。
夢中になって読めるのは、作者様の想いが描写に詰め込まれているからだと私は感じました。
ただ、この鋼の相棒との人情ある交流が、暗雲の日本を予感させる…続きを読む