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  •  こんにちわ。
    実はですね…私も馴鹿布さんの様に考えてたんですよ…
     うーん、タムとは一体…?

    作者からの返信

    なかと様

    おおっ、さすが、ミステリーを愛する方らしい鋭さですね。
    実はある程度、こういうやつ、っていうタムは思い描いていて、
    (設定していて)いつか書くかもしれません。

    なかと様の想像はどのような感じでしょうか。
    私の頭の中は…………ああ、言えませんけど、
    「はあ?」って感じかもしれません。
    いずれにせよ、庭と笑いを描きたいだけの物語ですので、
    楽しんで頂けることだけを励みたいと思います。
    今後とも、一つ、よろしくお願いしまーす!!


  • シュールストレミングwww
    なんて、手の込んだ妨害工作!
    あの臭いを思い出しただけで、目が痛くなりますね……
     それにしても、タムとキッパータックとスクヤたちの会話のくだりは傑作ですね!
     

    作者からの返信

    なかと様、読むの早ッ(驚)。

    あの会話だけの部分ですが、数年前に別の長編を書いていたとき、音で笑いを取るシーンだったので思いついて、それ以来結構使い回しています。

    「傑作」の言葉を頂けることは私の場合は少ないですから、最高の賛辞と個人的に受け止めたいです。本当にうれしい……第8話ー、間に合えー。

  • 人生の巣という表現…
    これは…凄い発想ですね!
    『決まっている』という蟻の言葉から、
    運命と言えるのかも…
    いいや、蟻の巣は複雑に分かれているから、
    運命を選択出来ると云う事か…?

     本当にこの作品の世界観を楽しませて頂いています!
     有難う御座います。
     

    作者からの返信

    いえいえ、こちらこそ、なかと様にはコメントまでたくさん頂いて、感謝しております。

    こちら、夢の中の家に辿り着いたら、そこにある品物で自分の人生で手にする「富」がわかる……というお話を読んだことがあり(物語ではなく、実際の体験話らしいです)、それのパロディですね。

    ああ、他の方もチラホラ読んでくださっていますが、現在第8話の執筆があまり進んでおりません……。
    これから少し退屈な話が続くかもですが、第7話は笑えることに関しては自信作です。

    で、力尽きてしまって、筆が止まってるんだと思います……。
    頑張ってみます……。

  •  ピッポ…なんか好きだなぁ。
    鼻にかからないキザさが、何だか清々しい!

    彼の詩的な語り口調はまるで清流のせせらぎの様に………ん?
    『このメルヘンがよかないか?』という文章がありますが、まさかの博多弁!?
     いや、待て、これは私の語学力が不足しているからだ…きっと。

    作者からの返信

    ご指摘のとおり、ここの部分だけ、セリフをくだけさせました(笑)。

    編集済
  • 崇期様

     こんにちわ。
    何なんでしょう? 私にとって凄く中毒性の高い文章に感じます。(勿論いい意味です)
     それに、登場するキャラクターの個性が際立っていて、どうやったらこんなキャラクターを生み出せるのか、と、感心しっぱなしです。
     いやぁ…面白い作品に出会えてよかった!

     一点、気になるところがありまして、
    …………………………………………………
    「洞窟イコールコウモリって、ステレオタイプだな」もう一度言われた。明らかにカラスがその黒いくちばしから発していた。「ピッポの新しい友達か? 随分つまらなそうなやつ」
     キッパータックは息を飲んだ。「カラス……」
    … ………………………………………………

    この場面が『ん?これは誰が話してる?』
    ってなりました。
    これは、私の理解力が低いのだといえば、それまでかも知れませんが、違和感が勿体ないと思いまして…
     偉そうにすいません!どうか聞き流す程度でお願いしますね!

    作者からの返信

    なかと様、
    そこまで中毒起こしてくださり、一生懸命書いた身としてはうれしい限りです。

    例のレイノルドの会話の部分、確認してみました。
    私も他の方の小説読んでいて、たまにわからないこともあるもので、たしかに会話の内容で判断すればいいんでしょうが、親切にこしたことはないですよね?

    自分では結構──

    「……」とキッパータック。

    みたいにやってはいるんですが……特にこの部分重要でもないので、後で書き直してどうなるか確認してみますね!

    ありがとうございます(^^)

    編集済

  • 編集済

     ああー、蜘蛛、アダンソンハエトリだったんですね! 意外と身近でした。私の家でもぴょこぴょこしててかわいかったので、捕まえて自分の部屋に放したら、私の部屋には虫がいなさ過ぎたか、数日後餓死している姿を確認してしまいました。
     そういえばこちらユーモア小説ということで、最初読んだときは世界観の不思議さや壮大さに圧倒されて緊張してましたが、ゆったり読んでいると「おやここは笑っていいのかな?」と思い出して、少しずつ慣れてきた印象です。

     そういえば、前回の返信、大変参考になりました。確かに、あらすじに「平和対策」など書かれていましたね。みんな仲良くが一番ですから、東アジア連合(?)は長続きしてほしいものです。
     日本文学好きな方はねっとりまったりな文章ですよね(笑)。かくいう私も現実の人となりはめっぽう病的・不健全ですが、クスリと笑わせたい文章の場合どうしても小気味良く、フレッシュな文体に頼りきりになっちゃいますね~。そして崇期さまは海外の文章を読まれるとのこと。かくいう私も読むのがファンタジーやSFなので、今まで読んできた本は圧倒的に翻訳が多いですね。あるいは日本人の書いた文章でも、明らかに翻訳節な文章とか。

     ああ、深夜の異様な心持で、つい長々お話ししてしまいました。それではいきなりですけど、失礼します。

    作者からの返信

    凪常様、ありがとうございます!

    日本文学も読み出したらハマるとは思いますが、たしかに、その文体とか世界になじんでから楽しめるって感覚、よくわかります。

    多分、カクヨムの異世界転生モノも、なじんでしまえば楽しめるのかも……。

    最近、凪常さんも含めて急に3名の方がキッパータックを読んでくださるようになり、小さなフィーバーが来てるのか……と驚いております。
    海外の小説は地の文自体にユーモアがありますよね。実際の言語と若干の違いはあるかもですが、訳者の大学教授たちを信じることにしています。実際、川本三郎さんという、翻訳されてた方の小説を読んでみたらすごくおもしろかったですし。

    今、頑張って8話目を書いていますー。
    うちにいたアシダカグモもそういえば、干からびて死んでたな……エサになる虫はいると思うんですけどねえ。

  • 盗まれた像(2)への応援コメント

     こんばんわ。
    素晴らしい表現力ですね!
    私は海外小説を読んだ事が無いのですが、新鮮な作風との出会いでワクワクしています。

    また、作中の会話も深みがあり、『落ちてしまったカードは占いには使用しない。それは、私たちが次々と選択を迫られる人生の、選ばれなかった『捨てられた道』を表している…』のくだりは痺れました。

     理解力が乏しい私ですが、この先も楽しみに読ませて頂きます。
     見当違いなコメントの際は消去してくださいね。

    作者からの返信

    なかと様!

    なんと、長編まで読んでくださるとは、驚き&喜びです。

    やや「しつこい」「理屈っぽい」文章かもしれませんので、受けつけない方は受けつけないでしょう……

    新鮮に感じてもらえて良かったです。私の中では一番気に入っている小説になります。

    理解力が乏しいなどとんでもないですし、その方が感じてくださったそのままを言っていただけることも大事だと思っています。わかりにくかった、などの意見も推敲の際には参考になるので。

    またお時間がありましたらいつでも遊びに来て下さいm(_ _)m

  • 盗まれた像(2)への応援コメント

     本当に不思議な世界観ですね。幻想小説の名にふさわしいような捉えどころのなさが普段使われない脳細胞を刺激してくれています。
     私は小説を書く身ではあるのですが、実はあまり本を読みません。長編小説はおろか、短編小説でも途中で集中が途切れて読み切れないことも多々あります。こちらの作品はそれでもどこか心に共鳴するものがあるような気がしますから、じっくり時間をかけて読み進めていこうと思いました。
     
     ちなみに、この作品の舞台は日本(のような場所)で、時代は現代と言ったところでしょうか? もしよろしければ、この先の大きな仕掛け・ネタバレなどの邪魔をしない程度に教えていただけますでしょうか。

    作者からの返信

    凪常さん。こんにちは!

    こんなに早く読んでくださるとは、うれしいです。
    私は割合ユーモア小説の名を元にざっくり考えてやっておりますので、ネタバレなど関係なく、お教えできると思います。

    舞台は日本とは違う「東アジア」という、これまたざっくりした大陸の架空の国になっています。イメージ的に、日本やら中国やらその他アジア人が、お互いの歴史的な確執をそろそろ解きましょうよ……的なムードが起こって、日本の人口減少や資源の枯渇問題も深刻なことも合わせて、友好関係の実現のために実験的な国を作って移り住んでいる……という感じです。

    時代も現代よりやや先をイメージしてます。

    凪常さんがあまり小説を読んでらっしゃらないというのは、きっとそうじゃないかなぁ、と想像していました。他の作家さんと物語の雰囲気が全然違う感じがしましたので、読んですごく新鮮でした。どう表現していいのかわかりませんが、文学好きな人のやや「ネットリ」とした感じがまるでしなかったです。爽やかというか、健全というか。文学って、病的である方がなんかいい感じ……という部分があると思いますので。

    私は海外小説しか読まないので、おそらく、日本文学がお好きな方からすると「ええ?」という感じじゃないかなと思っております。

    これからも読むのがつらくないようでしたらまた遊びに来てください。ぜひ。

  •  崇期さん。第四話、面白かったです。スープの材料をひとつひとつ空想しながら読むのが楽しかった。美味しそう。私もご相伴にあずかりたかったです。とんでもなく先が気になる、次のお話を読まずにはいられない場面で終わったのも、ドキドキして良かったです。
     そして━━崇期さん、申し訳ありません! なんとここまで読んできて、私、初めて自分の間違いに気がつきました。私、ピッポさんをヒッポさんだと思っていました。私の老眼のせいではなく、最初にそう読んでしまったがために、ずーっと思い込みで呼び続けていたようです。お気に入りのキャラなのに、ピッポさん、ごめんなさい。
     あと、「極上のスープ作りを手伝う(2)」に書いたコメントにも、間違いが! 最後の行の「ヒッポ氏(ピッポ氏ですね)」は「キッパータック氏」の間違いです。重ね重ねすみません。物語のなかに入り込んで読んでいて、興奮したままコメントを書いたので、いろいろ疎かになっていたみたいです。次からは気をつけます。
     

    作者からの返信

    美鶏さん、おはようございます!

    これは私の感覚なのですが、このお話くらいからPVがガクンと減っているもので、ちょっと長いからか、内容が詰め込みすぎて面白くなかったのかな? などと、色々勘繰ったりしていました。

    のんびりの長編ですし、そこまで飛びつかれるものでもないからなぁと思っていましたが、内容に関しては、変化を持たせるなど考えていくつもりです。

    名前の間違いなど、全然お気になさらずに、大丈夫ですよー。そこまで気持ちを入れて読んで頂けるだけで、幸せな気持ちです。

  • 「アアオオゥアー!」
     のとこで、噴き出してしまいました。レイノルド、辛辣だけど、どの台詞も面白いです。きっと、崇期さんのキャラの創りこみがしっかりしているからでしょうね。登場人物の誰をとっても、その人らしい言葉でその人らしいこと(内容)をしゃべっているように感じます。
     カラスって、実際頭がいいんですよね? なんか特に脳味噌発達している個体は額のところがでこっぱちみたいに膨らんでて、ちょっと怖いです。

    作者からの返信

    美鶏さん。

    カラスは私も気になる生き物です。
    キャラ作りに関してですが、実は結構適当にしてしまっているのですよ!

    書いている間に決まっていくというか......。多分、勘のようなものだと思います。なので、そう言って頂け、作りとしてちゃんと出来たのかな、とひと安心です。

    今後もお時間がある時に遊びに来て下さい(^o^)

    現在、第8話を必死に執筆中です。

  •  ヒッポさん、私のなかで包帯の下の姿がどんどんイケメン化しております♡ 前のコメントへの返信にキザな会話とありましたが、そんなふうにはちっとも感じません。むしろヒッポさんらしくていいな。
    「幽遠なメロディーの鼻歌」! 私も聴いてみたい。万が一鍾乳洞にどんなものが潜んでいようとも、つい聞き惚れてしまうようなメロディーに違いない。ヒッポ氏の戸惑った顔も思い浮かびますが(笑)。

    作者からの返信

    美鶏さん

    お疲れ様です。
    ご丁寧にコメントありがとうございます。
    そのように読んで頂けて、産み出した者としてとても嬉しいです。

    主人公のキッパータックが反個性的ではあるので、他キャラに力を入れる感じにしようと思った事は記憶にあるのですが、書いている間に計画以上に盛ってしまった感はあるかと思います。私なりに興が乗ってしまったんでしょうねえ。

    ピッポは今後も結構出てきますので、楽しんで頂けたらうれしいです。


  • 編集済

     ピッポさんが透明人間になってしまった秘密。
    「人間の骨子が形成されるべき思春期に自分を見失ってしまって、とうとう透明人間になってしまった」━━には、ハッと気持ちを揺らされました。
     崇期さんのこの物語でしか味わえない世界観を、ひき続き楽しませていただこうと思います。

    作者からの返信

    美鶏様、おはようございます!
    読んでくださっていたのですね、ものすごく嬉しいです。

    ピッポは私も好きなキャラクターなのですが、この回は力を入れすぎてしまい、話が長いのとピッポのキザ会話が少ししつこかったかな? というので、評判がどうか……と思っていました。

    回ごとに多少実験していますが、これからも引き続き読んでいただけるよう努力していきます。

    コメント大変ありがとうございました。

  • すみません!きょうはキッパータック一気読みさせて頂こうと張り切っていたのに、他の方のページを覗いていたり、何だかんだで第三話だけしか拝読できませんでした。次は寄り道せずに完読させて頂かなければ。
    この物語の魅力は、やはり崇期さまのどこか馴染み深い語り口にある気がします。子供が母親に昔話を読み聞かせてもらっているような愉しみです。地の文ではそんなに硬い言い回しを選ばなくてもいいのでは、とたまに感じることもありますが、会話はとてもなめらかです。地の部分でも味のある文章が随所にあり、第三話では(二本松の訪問)中の「長い壁に視線をすべらせて」という表現と、「蜘蛛の実験結果」の冒頭の数文が特に印象に残りました。盗難品目録も、もちろん愉快でした。
    逆に、疑問点としては最初の章の「僕はあれから」に始まるピッポの台詞中に、「です、ます」体と「だ、である」体の混用があって気になりました。「 ― 」と「 ― 」に挟まれた挿入句で、意図的な話させ方だとは思うのですが、「です、ます」体に統一した方が台詞として自然な気がします。。
    それから、先日のクモのグラスについての言及の中で「ナンセンス」と申し上げたのはほめ言葉です。しかも、物凄く偏った個人的視点からの、説明困難な見方ですので戸惑わせてしまい、申し訳ありません。
    書き直された最初の部分もまた読み直させて頂きますネ。

    作者からの返信

    友未さん。

    いえいえ、読んで頂くだけでなく、こんな丁寧な感想をもらっておき、贅沢は言えませんです。

    どうぞ無理なさらず、他の方の作品はもっと素晴らしいでしょうし、そこから友未さん作品に来てくださる方もおられますから、お時間がある時で構わないです。

    塩塚不二夫さんがコメントなさってましたね。塩塚さんは私も仲良くさせて頂いている方です。また、企画も楽しみにしていますね!

    ピッポの会話に揺れがあったんですね。私が気づいていたのはキッパータックがピッポと話しているときの会話だけだったので、また読み返してみます。

    本当にありがとうございます。

    崇期。

    編集済

  • 編集済

    蜘蛛を飼う男(2)への応援コメント

    少し前に、ネイチャー番組か何かで、小さなアカアリたちが寄り集って筏になり、洪水でも溺死せずに乗り越えて行く様子を見ました。クモのカップも実現できそうで、不気味な愉しさです。また、作者の意図とは関係なく、なぜクモがモチーフにされたのか、その必然性のなさにナンセンスを感じます。もう一つ、子供の頃、クモとカニが親類だと聞いて以来、どこかの科学者が殻のないクモのような食べやすいカニを作ってくれないかと期待しています。
    さて、以下は少しキツイ声援になりますが、崇期様なら絶対に赦して下さるものと硬くひとり決めして申し上げます。
    崇期様の文章は必ずしも硬くはないように思います。確かに漢語や文語がコツコツ爪先に当って来る意味での硬さや、日本語としては普段使いされないような言い回しの起伏はありますが、巧くはまるとしなやかな妙味につながっていて、肌触りとしては、むしろのびやかな豊かさがあり、淡々と語られている間は「物語り」を聞いている幸福感と満足感に浸れます。ただ、この章に関しては、場面が動き出すと、無駄に振りかぶって空振りするような、大げさな表現になりがちで、力み返ってわざとらしくなる分、文章の格調が損なわれているように見えました。ぼく自身は他の方々に比べて、たかぶった、あるいは構えた表現に対する忌避感の強い人間ですので、偏った意見でしたらお赦し下さい。

    作者からの返信

    引き続きありがとうございます。

    そうですね、この後の章でも、文章が簡素なものになり、ただ時々現れる大げさな表現、みたいになっています。その辺のバランスというか、「損なわない」というところを考えていきたいですね。今読み返すと、たしかに「消えてなくなってる?」と思える部分もありました。これは私の想像ですが、おそらく登場人物の「セリフ」や動きに私の意識パワーがとられてしまったんだろうと。それから蜘蛛が出てきた辺りですが、おそらくおっしゃっているのは「韻」をわざと踏んでいるような部分とかでしょうか? 今後もきっとそうなっていると思いますし、変な部分がありますね。色々な方が読まれていますので、読み直して少し手を入れてみます。

    昨日、最初の部分だけ、少し変えてみました。自分でも驚くほど読みやすくなり、もっと考えるべきだったと思いますし、友未さんのおかげです。

    私の方こそお礼を述べさせてください。このような講評は頼まれてもなかなかできないですよ。このように丁寧に読んで頂けてうれしい限りです。他の方に羨ましがられるかもしれません。これでさらに良い作になるのでしたら、喜び以外ありません。40話あるので少しずつ手入れします……庭のように、やや雑草が生えていますね。

    編集済
  • 第1話 蜘蛛を飼う男(1)への応援コメント

    一話目を読ませて頂きました。
    素晴らしい文章です!
    徒にたかぶることのない翻訳調の、丁寧に包み込んで行くような語り口が、ずれ気味の世界観のとぼけた味をかえって引き立たせ、同時にライトノベルとは呼べない文学的な楽しみを与えてくれる、上質のエンターテインメントだと感じます。文章の後に隠れた理屈や論理のくすぐりも、実にぼく好みで、大好きです。このまま崩れず四十話続いて行くとすれば大変な筆力の持ち主では!
    細かい疑問点が二つ。冒頭一文目の「じゃない」などの軽めの言葉遣いは純文学志向の強い読者からは敬遠されそうです。特に必要のない場合は「ではない」と落ち着かせた方が文章に風格が備わるように思います。二点目、翻訳調の言葉遣いが、たまに文法を逸脱しかけたり、意味内容を曇らせたりしそうになっているような気がしました。

    作者からの返信

    友未様、お疲れ様です!

    長編まで読んで下さったんですね。冒頭の件ですが、実はあの部分が一番気に入っていません。何度も他に変えようと迷ったのですが、いい文句が浮かばず、そのままにしました。なので、こだわりがあるわけではない。おっしゃるとおり、堅い文章ですから、口語調に揺れがない方がいいと思います。さっそく読み直して変えるべきところは変えますね。

    この文章を読まれて、すぐに「翻訳調」と見抜くなんて……。 友未様はやはり相当な書き手さんであり読み手でいらっしゃるのだなと思いました。実は私は普段海外小説しか読まず、あの大学教授たちが書いた堅苦しい知的な文がものすごく好きで、ユーモア小説だから面白いかもと、わざと真似しているのです。

    少々しつこくなったり調子に乗りすぎてこんがらがってるかもしれませんね。気をつけたいと思います。

    このお話は自信作ですが、残念ながら、カクヨムではほとんど読んでもらえません。ノベルデイズというサイトにも投稿していて、そちらは結構読まれてはいますが、コメントはなし。なので反応がわからないところでした。

    カクヨムはコメントでの突っ込んだやり取りはどちらかというと禁止されており、厳しい講評が欲しいときはそういう自主企画に参加しなければもらえません。でも、応募はほとんどが純文学ですので、私は参加できず、こういった丁寧なご意見を頂けて本当にありがたいと思いました。

    詩の方も、自分が気に入ったフレーズを、他の雑多なガラクタ言葉で埋もれさせるのはやめて、もっとシンプルに作ろうかと考えています。友未様のおかげで新たな指標ができました。私から「野暮ったさ」は抜けないでしょうが、通常なら友未様のような美意識の高い方とは正反対で、読んでもらえないかもしれないところを、このように少しでも「好きです」と言われ、自信が持てました。

    私は文章が好きになった方はジャンルを問わず読む方です。友未様の作品は私の好みに間違いないので、また読ませて頂き勉強させてもらいます。

    長くなりまして、すみません。失礼いたします。

    崇期




    編集済