ああ〜もう、この「キッパータックの庭で」の物語、大好きです!
他の方がコメントで仰っていましたが、私もこのお話、紙の本で大切にじっくり読みたいと思いました! 面白い作品って、登場人物が心の中に住み始める…という感覚が昔からあって、崇期さまのこの「キッパータックの庭で」も、読み始めた日からこの不思議な世界観ごと頭の中にわ〜っと楽しくやってきて、あちこちに庭が出現している状態です(^ ^) このお話を読んでいる他の皆さまの心の中にもそうやって樹伸さんやキッパータックさんや蜘蛛さん達が生活しているのでは…と想像しています。
ラストのオチ…樹伸さんのメール、お腹抱えて笑いました♪
また来ます!
作者からの返信
坂本 有羽庵様
こんばんは。
ああ! 私の方こそ、そこまでのお言葉いただけるなんて、感激です。
私にとって、ユーモア小説、また、この物語は日常の憂さ晴らしと言いますか、ストレス解消で書いているところもありましたので、坂本さんの頭の中に庭が出現してくれてうれしいです。
私の頭の中にも常に庭があります。自然が好きなので、ゆったり過ごしたいな、というときに行きたい場所ですね。残念ながら現実には「自分の庭」を持っていないので、せめて物語の中くらいは、と。
ネタバレは厳禁でしょうから、あまりお話しできませんが、現在完結へ向けてラストスパートの一歩手前におります。途中からシリアス調に転じる部分がありますが、最後まで楽しんで書き切りたい、と張り切っております。
応援いただけて感無量です。またいつでも遊びに来てください。お待ちしております。
編集済
ここまで読ませてもらって、まだふと不思議な心地になったりしています……。幼い頃『シャーロットのおくりもの』が大好きで、小学生の頃には『ドリトル先生』シリーズに大ハマリして、海外ミステリに目覚めた頃にはロアルド・ダールに出会い、『あなたに似た人』など、何度も繰り返し読みました。
それらの隣に並んでいてもまったく不思議じゃないこの作品を、ウェブでただで読めるなんていいのかなーと思ってしまいます。あ、もっと挙げるにふさわしい名作もあるのかもしれませんが、私の知っているもののなかで、読みながら思い浮かんだのはこの三作だったということです。えっ、◯◯は!? とかもし思われたらすみません。勉強不足で。。。
正直に云いますと、私にはとても苦手なものが三つあります。蜘蛛と、小さな虫の大群と、ざわざわと蠢く蜘蛛の大群です(^^; でもなぜかこのお話を読んでいるあいだはぜんぜん平気で、実験の内容を聞かされるくだりではまるで自分のペットがそうされたみたいに酷い! 蜘蛛たち可哀想、と思ってしまいました(笑)
本当におもしろいです。なんで紙の本じゃないんだろうと首を傾げてしまいます。
作者からの返信
烏丸さん
つづきまで読んでくださったようで、大変うれしいです。
ウェブ小説は改行も多く使って、会話文を楽しむというか、ササッと手短に娯楽を味わえるのが長所かと思いますが、私としても烏丸さんと同様にやはり「紙の本」、文学的美的な刺激とか、地の文もガッツリ楽しめないと満足できないところがありまして。
たとえば、嫌な人物に出会ったときでも日本人なら「けっ、いやなやつ!」とかで終わるところを、海外小説を読むと「神様にもなにか深いお考えがあってああいう人を……」などと始まり、くどいというか、素直じゃないと言えばそうなんですけど、日常のストレスをユーモアで回避するスタイルに非常に魅力を感じました。
好きだった小説タイトルを教えていただきありがとうございます! 私はユーモア短編小説をアンソロジー的に集めたものなどで知っていった感じですが、特に好きで読んでいたものは多分、古典というか、だいぶ古い時代のものだと思います。
一番好みに合って影響を受けたのは、イギリスのブラックユーモア作家のサキと、フランスのピエール・アンリ・カミの『ルーフォック・オルメスの冒険』シリーズですかね。あと、ホラー作品だと思いますけど、『悪魔の辞典』でおなじみのアンブローズ・ビアスも大好きです。
たくさん注目を集めるお話ではないですけれども、こうやって熱心にコメントをいただけるという喜びも得られました。「書いてよかった!」と報われた気持ちです。
この後もユーモア世界的な「突拍子もない」虚構設定が出てきますが、それでも「オーケー!」でしたらお付き合いいただければうれしいです。
虫の群れの大移動は私も好きではないですかね…………こういう内容ですので、グロテスクなものは合わないし少なくしてますので、どうぞご安心を。
蜘蛛の実験の緻密さがまた雰囲気を盛り上げてくれますね。
えー!そんなに色々? 生き物なんだから弱っちゃうよ、と思いつつ、しかしちょっとだけ興味津々で眺めていましたが、変身しなくなっちゃったのは流石に心配です。
そして最後のメッセージの破壊力に吹き出すのをギリギリ堪えました。笑
真面目な顔してしれっと書いちゃうんですもん。
楽しすぎです。
作者からの返信
わー、最後のメッセージ! ありがとうございます〜。
実はこの小説、シメの一文と言いますか文章が案外、難しくて。面白いオチを毎回つけるとなると苦行ですし、サラリと終わらせたくても着地がですね、しっくりこないことも多く……。
それでこの回は、自分で音声入力を試してみたらこういう感じになったので、「これをオチで」とやってみました。
蜘蛛より雲の方が有力候補でしたね……。
すみません!きょうはキッパータック一気読みさせて頂こうと張り切っていたのに、他の方のページを覗いていたり、何だかんだで第三話だけしか拝読できませんでした。次は寄り道せずに完読させて頂かなければ。
この物語の魅力は、やはり崇期さまのどこか馴染み深い語り口にある気がします。子供が母親に昔話を読み聞かせてもらっているような愉しみです。地の文ではそんなに硬い言い回しを選ばなくてもいいのでは、とたまに感じることもありますが、会話はとてもなめらかです。地の部分でも味のある文章が随所にあり、第三話では(二本松の訪問)中の「長い壁に視線をすべらせて」という表現と、「蜘蛛の実験結果」の冒頭の数文が特に印象に残りました。盗難品目録も、もちろん愉快でした。
逆に、疑問点としては最初の章の「僕はあれから」に始まるピッポの台詞中に、「です、ます」体と「だ、である」体の混用があって気になりました。「 ― 」と「 ― 」に挟まれた挿入句で、意図的な話させ方だとは思うのですが、「です、ます」体に統一した方が台詞として自然な気がします。。
それから、先日のクモのグラスについての言及の中で「ナンセンス」と申し上げたのはほめ言葉です。しかも、物凄く偏った個人的視点からの、説明困難な見方ですので戸惑わせてしまい、申し訳ありません。
書き直された最初の部分もまた読み直させて頂きますネ。
作者からの返信
友未さん。
いえいえ、読んで頂くだけでなく、こんな丁寧な感想をもらっておき、贅沢は言えませんです。
どうぞ無理なさらず、他の方の作品はもっと素晴らしいでしょうし、そこから友未さん作品に来てくださる方もおられますから、お時間がある時で構わないです。
塩塚不二夫さんがコメントなさってましたね。塩塚さんは私も仲良くさせて頂いている方です。また、企画も楽しみにしていますね!
ピッポの会話に揺れがあったんですね。私が気づいていたのはキッパータックがピッポと話しているときの会話だけだったので、また読み返してみます。
本当にありがとうございます。
崇期。
今回もすごく面白かったです。
架空の話なのに、ほんとうに起こっているようですね。こんな風に描かれてしまうなんて、さすがだな、と感じました✨
蜘蛛たちが大丈夫かとても心配です。
キッパータックのまわりの人の、あたたかくて変なところも大好きです。
作者からの返信
ヒニヨル様
コメントをありがとうございます!
リアリティを少しでも感じていただけてうれしいです。
それから「まわりの人、変なところも……」と聞いて笑ってしまいましたが、これもすごくうれしかったです。
キッパータックが地味〜な主人公になっちゃったんで、コントラストとして何人か変人が必要になってしまったんですよ。これからも変な人とまともそうな人との面白やりとりになりますので、また笑いたいときなどにお寄りください。