それは、愛ゆえの――。

 授業参観日に、主人公は母親との下校を選んだ。本当は友達との下校を、選ぶべきだったのかもしれない。しかし母親と一緒に帰れる日なんて、いつでもあるわけでもない。主人公は母親と車に乗り込む。そして、事故は起こった。
 主人公の母親は、即死。ゾンビのような有様だった。
 この事故を機に、母親はゾンビの姿のまま幽霊となり、主人公の通学に付きまとうようになった。帰ったら帰ったで、家の周りをぐるぐると回る。
 母親は心配だったのかもしれない。
 主人公のことを、見守り続けねばならなかったのかもしれない。
 しかし、主人公は学校でイジメにあっていて……。

 果たして、ゾンビママはいつまで主人公を見守るのか?
 
 是非、ご一読ください。

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