降りしきる言の葉は闇色の衣を纏っているが故に美しく、読み手の心を暴く。


おそらく作者様には無意識の領分だと思われます。
これは一見「衣」を纏わぬ「素」の即興詩であると見せかけて、
思慮という「淡衣(うすぎぬ)」を纏っています。
故に闇色に発光して見えるのでしょうか。

不思議な詩です。
魂から零れ落ちる心を目にしているように感じて畏怖します。
それは憧憬に近い畏怖。
美しい言の葉への念です。

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