Something droppedー零れ落ちた何かー

作者 小鷹りく

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★★★ Excellent!!!

闇の中に青白く浮かび上がるかのような言葉たち。

ここへ零れ落ちる言葉たちは、叫ぶのではなく、低く呟くように繰り出される。

抑えたトーンで淡々と綴りながら、その中に感じるのは

まるで死に切れぬ者が悶え歯ぎしりするかのような壮絶さ。

あるいはそんな己すら嘲笑するような冷ややかさ。

他人の言葉でありながら、読み手はその中に自分を見るでしょう。

まるでそれは鏡の中を覗くような怖さと甘さ。

今日のあなたはどんな顔をしているか。

それはおそらくこの詩が代わりに語ってくれるでしょう。

★★★ Excellent!!!


おそらく作者様には無意識の領分だと思われます。
これは一見「衣」を纏わぬ「素」の即興詩であると見せかけて、
思慮という「淡衣(うすぎぬ)」を纏っています。
故に闇色に発光して見えるのでしょうか。

不思議な詩です。
魂から零れ落ちる心を目にしているように感じて畏怖します。
それは憧憬に近い畏怖。
美しい言の葉への念です。

★★★ Excellent!!!

 嫌な事、辛い事、苦しい事。
 思い出したくない。
 忘れてしまいたい。
 消えたい。

 それだけかい。
 本当にそれだけかい。

 嬉しい事、楽しい事、恋しい人、愛おしい人。
 想いは何もないのかい。

 その全てが君を創っている。
 育んで来た。

 それを捨てるのかい。
 出来るのかい。



 あなたの奥底を覗いてみませんか。
 是非、読んでみて下さい。