拝啓 死神様へ

『お前は七日後に死ぬ。』

倉橋結はある日、目の前に現れた死神を名乗る男から自身の余命・七日を告げられる。
初めこそ衝撃を受けたものの、男の人間あるまじき行動を見て、結はその男が死神であることを受け入れる。
命日となる予定の日まで、結は死神が七日前現れる理由である、「悔いの残らない」生活をすることになるのだが、突如起こった殺人事件の容疑者のひとりとなってしまう。
急変した事態に混乱するも、結はクラスメイトを殺した犯人をとらえ、残りの人生の心残りを捨てるため、奔走することに・・・・・


　クラスメイトを殺した犯人は誰なのか。
なぜ自分は死ななくてはならないのか。
　死神とは、一体何者なのか。

　残された時間は七日。
　結は殺人事件と、直面する自分の死に向き合う。