童話が伝える残酷で厳しい現実とその真意

冒頭から可愛らしいリスの描写に、胸がときめきました。
ぴかぴか光るドングリをしっかりと抱えて、森の池へ走っていくその姿。
ほんわかとした語り口。絵本にしたらさぞ素敵だと思います。

リスはこの森でただ一人。
いろんな動物たちがいた頃の、美しい森の姿を映す池の水を見るのが楽しみです。
でもリスはそこに行くことができません。
何故そうなってしまったのか。一見残酷で厳しいようにも思えるのですが、リスが一人でいることが本当は大きな幸いだったのではないのかと。
皆様の解釈はいかがでしょうか。