世界の真実を求めて

本作は黒と白の女神の使徒たちが対立する異世界を舞台として、記憶を失った少年が白軍の防衛都市の部隊に拾われるところから始まります。
自分が何者なのか、なぜそこにいたのかも分からない主人公でしたが、知勇兼備で心根が優しい隊長の世話を受け、これからの自分のあり方を考えます。
しかし、隊長の引き抜きを画策する軍幹部の陰謀により、人質として捕らえられてしまった主人公は、そこである少女と運命的な出会いを果たすのでした。

世界を取り巻く謎、主人公や少女の正体、全く新しい異世界の冒険が綴られています。
文体は落ち着いており、またいわゆる転生・転移ものではないことから、ハイファンタジー志向の方には特にお薦めです。

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