死の神様と亡命王女の国盗り戦

　当代に蘇った神様と秀才王女が仕掛ける反攻作戦！

　“西大陸”北部に位置する内海沿いの国――ゲシュム王国。
　その第二王女である秀才の少女ハヌカ・ジンベルは公務のため都を離れ辺境の都市に赴いていた。
　そんな中、都では第一王女による王族殺しのクーデターが引き起こされ、ハヌカもまた命を狙われる身になってしまう。
　窮地に立たされた彼女の前に協力を申し出たのは、長い長い封印から解放されたばかりという死の神“獄吏天カヌス”であった。
　ハヌカは彼から力を授かり、ゲシュム王国の被支配国であるオスキラトル共和国に身を寄せ、王国への叛逆のための戦争計画を始める。