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概要
56歳のおじさんサラリーマンの楽しみ。それは掃除機とお話しすること。
56歳、おじさんサラリーマンの小路哲郎(おじてつろう)。システムエンジニア、未婚で一人暮らし。仕事に行って帰って寝るの毎日かと思いきや、彼には一つだけ誰にも言えないある秘密があった。それは掃除機とお話しすることだった。掃除機をかけるときだけお話ができるというかなりの強者掃除機。愛称じきちゃん。おじさんの寂しさを癒してくれる優れものだ。しかし、ある日掃除機の中に靴下がつまり、じきちゃんは故障寸前に陥ってしまう。1人じゃ救えないと思った小路は、部下の眞澄(ますみ)に相談し修理を頼んだ。小路の家にやってきた眞澄は小路のベッドに横たわっている女の子の姿を見てしまう。
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