詩作の好きな主人公は会社に詩のサークルがあるのを知り、ウキウキとそのサークルの扉を開きます。そこにいたのは、モデル系美人、セクシーなメガネ女子、さらにはちょっと惹かれていた同僚女子も登場し、主人公はこれからの会社勤務がバラ色に変わっていくことを予感します。
───が!
実際に待ち受けていたのは魔物と戦う日々だった──。
というのがこの物語の導入のあらすじですが、他の退魔系作品と違うのは、随所に散りばめられたポエムが作品の趣を深めているところでしょうか。
加えて、舞台が会社ということで親しみやすいサラリーマンの主人公にも感情移入しやすく、同僚、上司、商談相手社員などとの確執も身近に感じられて、世界観にすっと入り込めます。
とはいえ魔物との戦いもしっかりしていて、現代ファンタジーがお好きな方は超オススメな作品です!
章の最後に綴られる詩もいい味が出ていて、一味違った読後感を演出してくれてますよー😆