元カノのキャラクター造形が物語の肝

作品のタイトルにも挙げられている主人公の元カノ、彼女のキャラクター性が物語の肝と言えるでしょう。
恋人が居るのに浮気をする……そういった人間がどのような思考パターンを持つのか、どのような言葉を吐き、如何なる行動を起こすのか、それらを綿密に調べて、元カノの描写に活かしていると思えます。
だからこそ、自分も含め、読者は誰しもが元カノの一挙手一投足に注目するのではないでしょうか?
これだけ読者から注目されるキャラクターを作り、作中で実際に動かせるというのは、本当に作者の方の才能と努力を感じずにはいられません。

元カノばかりではなく、主人公を始めとしたそれ以外のキャラクターたちの造形も秀逸で、そんな彼らが紡ぎ上げる物語だからこそ、引き込まれてしまうのは当然だと言えます。

最終的にこの物語がどのような結末を迎えるのか……非常に楽しみです。

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