『DL数』のオチとしての完成度に嫉妬するレベル

全体的に完成度が高く、見所が多い作品だと思いますが、その中でも特に自分の目を奪ったのは、『主人公が自作した3Dモデル、その素材のDL数』という要素ですね。
これが変動するか、しないかが、物語のオチとして物凄く上手く機能しています。
主人公の本音としては、これの数字が一番増えてほしいわけですよ。にもかかわらず……なかなか変動しないのは、あらすじだけでも良く解ると思います。
それ故に、Vtuberとしてどんどん人気を博していく主人公の状況が理想的なサクセスストーリーに見えつつも……このDL数の存在が、「あ、これ、違うやん……」と、絶妙なタイミングでツッコミとして入ってくれるわけです。
その味わい深さが、クセになりますね。
昨今注目の高いVtuberものと思わせて、それだけでは終わらない今作、最後まで追い続けてみたいです。

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