いつまでも色褪せない素敵な作品。読んでよかったです。

巨大スクリーンと極上のスピーカーで映画を観ているような大迫力の戦闘シーン、“繭“を巡る情勢とセンさんの思い、最終盤で明かされる数々の謎とお互いの気持ち。

全てが重厚で圧倒的で感動的で、読めば読むほど嵌っていきます。
この作品の根幹を成すSFならではの設定も興味深く、戦闘の経緯だけでなく、勝ち方や負け方まで、まるで咲き誇る花や散りゆく花のように、美しいとまで感じます。
カルハさんとセンさんの会話も魅力の一つ。
ぶつかり合う思惑と本音を思う存分楽しんでいただきたいです。

今までお読みしなかったのが、もったいないくらいでした。
良作に時効なしとは私の持論ですが、この作品もいつまでも読む人の心を掴み続けると思います。

素敵な作品をありがとうございました。

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