それはきっと「犬とオオカミの間」だから

パリに住む筆者によって綴られるありふれた日常や風景の一コマ一コマが、こんなに心地良く染み入ってくるのは何故だろう? 
そこが日本ではなく、フランスのパリだから?
きっとそんな事ではないのだと思う。
素敵なエッセイには、日常から離れたちょっとした海外旅行気分の味わいだけでなく、自分が今生きている場所を大切にしたくなる何かがある。

黄昏時、夕暮れを形容する言葉
「entre chien et loup」(犬とオオカミの間)。
この言葉に魅了されました。フランス語の音も綺麗なんだろうな‥‥‥

少しずつ更新される小さな小説のような一話一話がとても楽しみになる作品です!

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