あなたもそこにいる

ほとんど二人だけの会話劇なのに、まるで二人の会話のすぐ横で自分も会話に入り込んで聞いているような錯覚に陥ります。あたかも一緒に行動を共にしてきたように。
作者の仕掛けた巧妙な罠であることに気がつく間もなく。
たぶんそのまま、舞台劇として成立する、カクヨムでは今まで読んだことのない秀逸な作品だと思います。