★
0
概要
時代は私についてくる…そう、半分は本当の話。
鈴木百合子。ごく普通のサラリーマンの父とパートの母、勉強嫌いだが天真爛漫な性格の妹。少し貧しい家庭の長女として関東近郊で育つ。身長165㎝、悪くはない容姿とまずまずの文武両道。高校の卒業式では答辞を述べた。都心の大学に2時間をかけて通ううちに、彼女の中で何かが変わっていった。1980年代、それは時代のせいなのか。後戻りできない人生を流されるように生きる。自分を支配する欲望に逆らうことなどできず生かされている。強い引き潮が足元をさらう。いったいどこに行きつくのだろうと百合子は思っていた。
おすすめレビュー
書かれたレビューはまだありません
この小説の魅力を、あなたの言葉で伝えてみませんか?