モノトーンの彼女たち

この作品には白と黒を纏う二人の女性が登場する。
名前も対照的に、「夏」と「冬」の字がそれぞれ入る。
性格も、どこか軽妙洒脱な夏樫に対して、常に凛然とした冬壁。
人に仇なす存在を、彼女たちは倒して進む。
冬壁の過去を私は知るが、彼女の、「現在の心」を知ることはない。
行動により推測するだけである。
本作品は、一筋縄ではいかない。辛い。苦しい。そして、温かい。
血も涙も流れるけれど、根底には人の優しさが流れるように思う。
モノトーンの彼女たちの活躍を御覧じろ。

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