過去は想い出に包むと魔法になる

こういう素直になれない男の子いるなと思いました。自分の中では信念とかを持った選択だけど長い人生でみるとちっぽけな分岐点だったりする。それはひとりよがりで何かと理由づけはしてみても相手より自分に向きがち。でも大事なことなんだ。私たちにとって「子供でいた」という日々は宝だ。大人になることそのものより大事かもしれない。あの頃出来なかったのを知っていることがとても大事なんだ。何年か後の自分によかったねと言ってあげるために。過去は魔法だ。今の自分があるための。

連話形式なのが良きでした。「もう!そこ何やってんの!」「いけ!ほら今でしょ!」とやきもきさせられた。おせっかいな悪戯好きの天使が二人をくっつけようと必死なんです。あ、天使って読み手のことなのかななんて思った。ソラシドちゃんが可愛いからそれを見守っていたいもんね。

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