閉じ込めていつまでも眺めていたい、ひと夏の恋。

愛嬌があり、かわいく、付き合っている彼氏もいる。
そんな彼女に対し、主人公は叶うかどうか分からない一途な恋心を抱き、やがて二人で夏祭りに行くことになった――。

そんなストーリーなのですが、浴衣で着飾った特別な姿の彼女と二人きりで巡るお祭りの屋台。二人で並んで見る花火。
そして、意を決して彼女に気持ちを伝える主人公。
繊細な心情描写と相俟って、とても美しいシーンでした。
アクリルの中に閉じ込めて、何年後でも眺めていたいような、そんな感じがしました。

忘れられない、夏の日の一ページです。