34.2

 熱燗と牡丹鍋で十分に体を温めた怜路は、上着を羽織って宴会場を出ることにした。たしか、喫煙所は施設入口脇にあったはずだ。そう記憶を手繰りながらオレンジ色の灯りの中、施設の中程にある宴会専用棟の下足場で離席用の履き物を突っ掛けていると、後ろから美郷に呼び止められる。あん、と返事しながら振り向くと、酒精にか暖房にか頬を赤らめた下宿人が、申し訳なさそうに眉を下げて己のマフラーにくるんだ白蛇を差し出して来た。

「ゴメン、煙草だよね? 連れてかなくていいから、ちょっとその辺の物陰に置いといてくれないかな……人に中ったみたいでさ」

 妖魔の類である美郷の白蛇は、煙草を嫌う。白蛇に「くさい、きらい」と言われなくない一心で減煙している怜路の顔色を窺うように、美郷が俯きがちに怜路を見遣った。その腕でマフラー巻きになっている白蛇は、確かにぐったりと元気がない。

「おーー――……」

 乗り気でない返事になってしまうのはご勘弁願いたいところだ。怜路は心底白蛇に嫌われたくないが、同時に今はたまらなく煙草を一服したいのだ。だが、美郷の言うとおりに「ちょっとその辺に置いておく」のは気が引ける。渋々差し出した怜路の手に白蛇が渡るのと前後して、美郷は奥の宴席から呼ばれてしまった。まだまだ忙しいらしい。

 慌てて白蛇を怜路に押しつけ、美郷が室内に消えてしまう。仕方なし、溜息を吐いた怜路は周囲に人の居ないことを確認して、くったりと力なく腕に引っ掛かっている白蛇を襟に巻き付けた。

 上から美郷のマフラーも巻いて、縦格子の引き戸をカラカラと開けると、師走の夜風が怜路の頬を冷やした。今日で冬至からアバウト一週間、つまり年の瀬まっただ中だ。今日が官公庁は仕事納めで、しかし特殊自然災害係に限っては、三日後の大晦日から元旦にかけて祭祀関連の特別業務が発生するため「休み前」という感覚はない様子である。

 辻本や大久保のようにそもそも生家が寺社関連の者は家の年越し行事で忙しい。そのため知識と資格はあって、背負う寺社を持たない美郷や芳田が事務所に詰めて、人員不足な地域の手伝いをしたり、飛び込みの相談対応をしたりする。一般職員である広瀬や、委託業者である怜路は休みであるが、独り家に転がっていても面白くないので、怜路は美郷について事務所に行くつもりだった。

 ご馳走と酒精をたらふく腹に収めてからの温泉は、あまり体によろしくないだろう。しかし、折角来たのだから温泉は楽しみたい――と、村の門前すぐに建つ、温泉施設からもくもく立っている湯気を怜路は遠く見上げた。まだあまり酔ってはいないし、今夜は湯治村に一泊の予定だ。十分に時間を空けてから美郷を誘うか、と算段をする。真冬の夜の露天風呂は楽しいだろう。

 ――りょうじ……。

 不意にすり、と弱った白蛇が懐いてきた。引き締まった外気に触れて、多少気分が良くなったのであろうか。

 ――りょうじの上、白太さんだいすき。

 直球の好意を真正面からぶつけられ、上着のポケットの中で弄んでいた煙草の紙箱がぐしゃりと潰れる。最近はすっかり、怜路の首元が弱った白蛇の特等席だ。元々頼られるのが好きな性分のところに、素直に甘えられて無碍にできるはずもない。

「おう、一緒に散歩しような」

 予定は即、喫煙所で一服から村内散歩に変更された。

 飲食店や宿泊棟、土産物店の軒先に吊された丸提灯や、それぞれの建物正面の外灯が朱い光で照らす道をそぞろ歩く。怜路ら一行の他にも忘年会シーズンの客がいるようで、通りはなかなか賑やかだ。屋外スピーカーは絶えず神楽囃子を流しており、通行人たちの歓談と入り交じって、なんとも浮かれた雰囲気を作り上げている。

 道の脇には水路が造られ鯉が放してあるらしいが、水が冷たいこの季節はどこに居るやら分からない。移築した土蔵らしき飲食店舗、赤い石州瓦と赤い土壁の、古民家風な建屋の軒先に飾られた民具や道の脇の縁台、丁寧に手入れされた植え込みが「別天地」の雰囲気を醸していた。玄関前に飾られた門松や注連縄、正月仕様の生花も美しい。

 時刻は午後七時を回って十数分、メイン料理の鍋は供され、あとは締めの飯物とデザートで会席料理は終わりだ。宴会の予定は八時までの二時間だが、明日の予定が立て込んでいる者や、今日中に遠方に帰る者がチラホラと席を立ち始めていた。広島市街地であればもう少し皆遅くまで居られるのかもしれないが、ここは中国山地の奥里にある別天地だ。参加者の三分の一は村内の宿に一泊して帰る予定だが、そうでない者は迎えに来てもらうか、己の運転で帰宅するより他にない。道中の降雪や夜間凍結が恐ろしい地域の者は、早めに帰ることになる。

 紫煙に多少の未練を抱えて門扉の前まで辿り着いた怜路に、脇の軒下から声が掛かった。喫煙所でベンチに座っていた西野だ。煙草は吸わないらしい栗栖が少し離れた場所で待機している。二人ともソフトドリンクで乾杯していたし、明日も仕事があるのだろう。

「お疲れッス」

「お疲れさん。君も一服かい」

 煙をくゆらせる紙巻を掲げて西野が問うた。外灯を浴びた吐息が淡くオレンジ色に光っている。それに、いいやと怜路は首を振った。あまり喫煙所に近寄ると白蛇が逃げてしまうかと、いささか会話には遠い距離で立ち止まる。

「禁煙しよるんね」

「あー、――いや、まあ」

 歯切れの悪い返事に、西野が「それがエエよ、たこうつくけんな」と笑った。

「もう帰るんスか、二人とも」

「まあのう。――来栖、アンタぁ何やら、伝達があったんじゃないんか」

 西野に促されて、来栖が「ハイ!」と姿勢を正す。そのいかにも体育会系らしい仕草に若干身構えた怜路へと、向き直った栗栖がよく通る声で言った。

「裕也君の件、狩野さんが紹介してくださった『里海ホームステイ』の話が纏まったと、今日連絡を受けました。ご両親は離婚調停に入られるとかで、冬休みの間まるまるを裕也君は神来島で過ごされるようです」

 思わぬ報告に目を丸くした怜路は、ただ吐息のように小さく「そうか」と答えた。己が大げさに喜ぶのも何か違う気がしたが、栗栖も西野もにこにこと、まるでそれが怜路の功績であるかのように言祝いでくれる。

 裕也に関して――安芸鷹田警察署で鬼女面に憑かれた高校生について、怜路がしたことは多くない。ただ鬼女面の話を聞いた際の世間話から思い付き、知人が始めた取り組みを紹介しただけだ。

「利彦サンならまあ、海の男ってカンジの厳つさもねえし。裕也でもノンビリ海を満喫できンだろ。サシじゃ気まずい時は、隣の本家にが帰ってンだろうし」

 ホームステイのホストとなるのは、瀬戸内の離島に住まう怜路の知人だ。神木利彦という名の彼は五十路の単身者であるが、温厚な性格で、つい最近こうした取り組みを始めた。切っ掛けとなったのは怜路らの訪問時にあった一悶着なのだが、その嵐の一夜を越えた利彦が出した答えのひとつが、このホームステイの取り組みだったのだ。

『ただ座して、島に来てくれた人に「なにかして貰おう」思っとっちゃあ駄目じゃ言われて、考えたんよ。貰う側でおっちゃいけん、何かを与える側にならんと――って。僕らの島には「何も無い」って僕ら自身がいっつも言いよるけど、オジの守ってきたモノはこの島にまだ沢山ある。当たり前に育った僕らは今更珍しゅうも何ともなくても、欲しいのに手に入らずにおる人も、きっと世の中にはおるはずじゃけえ』

 瀬戸内海、芸予諸島に位置する神来島は、年間を通して波も穏やかで、広島県の中でも温暖な気候をしている。企画をした彼の心づもりとしては恐らく、自然と縁のない都会っ子を招いて瀬戸内の自然を満喫してもらおうとしていたのだろうが、裕也が「海が好き」と言ったので紹介してみたのだ。県北の山間部に暮らす裕也にとって、柑橘畑と瀬戸内海の光景はあまり今まで縁のなかったモノであろうし、聞けば彼の両親はどちらも狩野家のような農村に立地する「田舎の実家」を持っておらず、実家の山や田畑で遊び回る経験もしていないようだった。

「エエ取り組みじゃ思うよ。どこでもは真似出来んじゃろうけどな」

 そうしみじみと頷く西野も、警察官という職を介して色々な人間模様を見てきたのだろう。優しく細められた目が遠くを見遣る。

「君の紹介じゃけえこそ、儂らも賛同できるし裕也君もその気になったんじゃろう。都合が合やあ様子を見に行っちゃってくれ。――ほいじゃあ、お疲れさん。赤来さんによろしゅう言うといてくれ、はァ二度とこがな事件には関わりとうないいうて、西野が言うとったと」

 言って、西野は短くなった煙草を灰皿に捻じ込んだ。着込んだコートの襟を立てて身震いする姿が様になっている。

「赤来のオッサンは知らねえよ、自分で言ってくれや」

「冷たいこと言うちゃんなや、えろうアンタのことを気に入っとってみたいなんに」

 苦笑いに呆れ笑いを返され、怜路は小さく肩を竦めた。気に掛けられているとは思っていたが、気に入られているとは思わなかった。広島に越してきて三年、こちらにも知人が増えてきたな、と実感する。年上のお節介焼きとの縁は、今まで幾度となく繋いでは途切れさせてきた。どこかのコミュニティの「一員」と見做されていることに気付いた時の、妙な据わりの悪さは何度経験しても慣れない。

「まあ、また職質されたらそん時な」

 適当に混ぜっ返してお茶を濁し、怜路は西野と栗栖を見送る。さすがにもう職務質問をされることはないだろう。じわりと染み出す感情に、怜路は目を伏せた。

 ――りょうじ、嬉しい? 悲しい?

 もぞもぞと襟元が動いて、マフラーの下から小さく白蛇の頭が覗く。喜ぶべきことも悲しむべきことも起きたワケではないのだが、触れている白蛇には何かが伝わったようだ。

「そーだな、勝手にちょっと嬉しくて、勝手にチョイ寂しい」

 相手が他の誰であっても返せないような、素直な言葉が口から零れた。それは怜路自身はっきりと自覚していなかった言葉で、白い吐息と共に零れたそれを、怜路はしげしげと眺める。遠く響いたエンジン音が次第に近付き、門の前を横切る時に小さくクラクションを鳴らして去って行った。西野らの別れの挨拶だ。

(ンな風に「仲間」として見て貰えるほど、俺ァ長くおんなじ場所には居ねえし、アンタらと『同じ』でも無ェ――)

 そんな風に斜に構える癖が、すっかり身に染みついてしまっている。受け入れられたと感じた瞬間に離れる理由を探してしまうような、難儀な感覚だった。絡め取られることを恐れているのか、拒絶される日、別離の日を恐れているのかは自分でもよく分からない。

 ――りょうじ、白太さんはずっと一緒?

 ぎゅう、と少し襟が締まる。白蛇の思考が触れた場所から流れ込むように、こちらの思考もある程度白蛇に聞こえているらしい。

「白太さんは一緒がいいか?」

 ――うん!

 即答に口元が緩む。「そうだな」と少し崩れたマフラーに口元を埋めて呟いた。サングラスが曇って、視界が一瞬白く濁る。

 薄闇にある境界の場所で、彼らと「同じ」にはなれなくても変わらぬ距離のまま、在り続けることはできるかもしれない。――そこに居るのが、怜路独りでないのならば。

(これからも、ずっと――、お互いに約束と努力をして……か)

 その関係に、この社会は正式な名前も枠組みも与えてはくれないだろうが、互いの希望を約束として交わし合うのは個人の勝手だ。無論、美郷が同意すればの話であるが。

 ――白太さん、美郷、おんなじ!

 自信満々の主張に、思わず「ふは」と笑いが零れた。筒抜け過ぎて本体みさとが少々気の毒にも思うが、それで白蛇を窘める気も起きない。

「五分の兄弟杯……なーんて、な。ヤクザじゃねえんだけどよ」

 思わず呟いた妄想は、白蛇には理解されなかったらしい。「うん?」という不思議そうな相槌だけが脳内に響いた。ただの妄想だ、なんでもないと返事して、宴会場へと引き返す。フラフラと土産物屋の軒先を覗いていると、スマートフォンが鳴った。どうやらノンビリしすぎたらしく、美郷からの安否確認メッセージだった。それに「今帰ってる」とだけ返信し、足早に宴会棟を目指す。

 ――りょうじ元気! ちょっと寂しい!

 この程度の距離ならば白蛇と美郷も通信できるのか、止める間もなく情報漏洩された。美郷の「えっ!?」という驚きの声が聞こえた気すらする。苦笑いしながら、両手をポケットに突っ込んだまま小走りに帰ると、宴会棟の玄関先に美郷が顔を覗かせたのが見えた。

「どこまで行ってたの、遅かったじゃん」

 驚きと心配の入り交じった顔で、美郷が声を掛けて来る。

「喫煙所で刑事サンらに捕まってな。ダベってた」

 その返答に納得した様子で、美郷が「そっかぁ」と頷いた。

「炊き込みはご飯冷めちゃっただろうけど、デザートのアイスが溶ける前に入ろう。そろそろ締めの挨拶だし」

 促されて引き戸を潜る。中はわいわいと楽しそうだ。

「そういえば白太さんは?」

「んあ、ココだけど」

 マフラーを緩めて見せると、うわっ、と美郷が悲鳴を上げた。返事するように、怜路の首元で白蛇がぴるる、と舌を出す。

「ずっと巻いてたの?」

「おー、大好きらしいかンな」

 答えれば、白蛇は元気に「うん!」と返事し、美郷は片手で目元を覆った。

「……回収致します。ありがとう……」

 片手を差し出され、素直にマフラーと白蛇をそこへ載せる。白熱灯のオレンジ色の光の下でも分かるほど、美郷は耳まで赤くなっていた。やはり少しは白蛇を指導するべきか、と怜路は悩む。美郷の中に白蛇が戻るのは多少時間を食うはずだ。回収した白蛇をどうするつもりか、ツッカケを脱ぎながら見ていると、美郷はマフラー巻きにした白蛇をポケットから取り出したエコバッグの中に放り込んだ。雑である。

「オイそれ、預かっとくぞ……?」

 思わず手を差し出すと、え、と一瞬迷った美郷がおずおずエコバッグを渡してくる。

「お前、もうチョイ白太さんを丁寧に扱ったれや……なあ?」

 バッグの中を覗いて同意を求めると、大人しくマフラー巻きの白蛇がぴるる、と舌を出した。特に不満はなさそうな顔だが、それでいいのだろうか。

「いや別に平気だよ、このくらい。まあでもお前のトコに居れば安心かな……ゴメン」

 へへへ、と照れたように笑う美郷と共に、宴席へと戻る。自分たちの席の方へ視線を向けると、広瀬と靖が何やら話し込んでいるのが見えた。離席前、靖に広瀬の相手を頼んだのを聞いてくれたらしい。由紀子は別の場所で、神楽太夫らと盛り上がっている。

 自席に戻って溶けかけたアイスを口に流し込み、茸の炊き込み飯は後に置いて、手近なビール瓶を持ち上げる。乾杯当初から置き去りなのか、誰かが追加で頼んだものかは知らないが、すっかり温んだビールが半分ほど残っていたのを確認して、己と美郷のグラスに注いだ。

「毎年、年末は忙しいモンだな。今年もお疲れさん」

 言って、己のグラスを美郷へ掲げて見せる。「どしたの、改まって」と目を丸くしながら、付き合い良く美郷もグラスを掲げた。

 ――やくざ?

 膝の上のエコバッグで、半端な誤解をしたらしい白蛇が訊く。怜路は思わずブフ、と噴いて、美郷は不思議そうに首を傾げた。

「ヤクザごっこで盃事さかずきごとっつーのがあんな、って話しただけだ」

「そんなん、白太さんに言ってどうするんだよ……分かってないよ、コレ」

 雑な誤魔化しに、呆れ笑いが返る。

「まあいいや、お疲れ様。来年こそ平穏でありますように、だね」

 ゆるりと持ち上げられたビールグラスが、軽く怜路のグラスに触れて去って行く。そこに誓いはないが「来年」という未来は在ることに気付いて、怜路も破顔した。

「だな。乾杯」

「乾杯」

 温いビールを飲み干す。次の年末も同じように在ればいい、と、鬼が笑いそうな願いをほろ苦い酒精と共に、腹に流し込んだ。




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お疲れ様でした! これにて「クシナダ異聞」完結でございます!!!

ちょっと回収し忘れたネタとかありますが、今回はこれにておひらきです! 取りこぼしはがあれば、その時に改稿します(笑)

連載中の応援ありがとうございました。最後にぜひレビュー・評価などで完結を祝ってくださると幸いです!(直球)


なおクシナダ異聞前半戦(安芸鷹田警察署まで)は今月(24年11月)20日頃に書籍として発売されます。協力店舗限定の書き下ろしSSリーフレット企画などもございますので、ぜひぜひそちらもチェックしてみてください。

(ことのは文庫さま公式サイト>11月20日発売の欄>陰陽師と天狗眼 ―クシナダ異聞・怨鬼の章―項目下、新刊特典:配布店舗はこちら▶ に情報がございます)


今回、広島県内の書店様に多くご協力頂けることになりました。遠方の地域にお住まいですと確保難しい場合もあるやもしれませんが、2000字程度の「今回初めてお手に取られた方を意識した」感じなSSですので、あまり気負わず頂ければと思います。


クシナダ異聞は完結ですが、美郷と怜路の物語はもう少し続く予定です。

また次のお話でお会いいたしましょう。

ありがとうございました。


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◎参考文献(五十音順)

【書籍】

『神楽と祭文の中世 変容する信仰のかたち』斉藤英喜・井上隆弘編 思文閣出版

『大系:仏教と日本人 7芸能と鎮魂 歓楽と救済のダイナミズム』 監修 井上貞光・上山俊平 守屋毅 編集 春秋社

『高田郡史 民俗編』高田郡町村会 発行

『中国・四国地方の神楽探訪』三村泰臣著 南々社

『中国地方民間神楽祭祀の研究』三村泰臣著 岩田書院

『中世神話』山本ひろ子著 岩波書店(岩波新書)

『能・文楽・歌舞伎』ドナルド・キーン著 吉田健一・松宮史朗訳 講談社学術文庫

『能の見方』 松岡心平著 角川ソフィア文庫

『ひろしま 安芸高田神楽帳【完全読本】』安芸高田二十二神楽団編

『美土里の歴史と伝説』美土里町 発行

【図録】

『企画展 出雲神楽』島根県立古代出雲歴史博物館

『祭礼に舞う-広島の舞楽・能楽・神楽-』広島県立歴史民俗資料館(平成二十二年度 秋の特別企画展)

『宍戸隆家生誕500年記念 安芸宍戸氏~毛利一族、四本目の矢~』安芸高田市歴史民俗博物館 図録15

【パンフレット】

第47回 広島県神楽競演大会(平成29年10月15日開催)

中四国神楽フェスティバルinひろしま(2023年10月8日開催)

第七回 十二神祇神楽大会(令和5年12月3日開催)

第9回庄原市 民俗芸能大会~未来へつなぐ先人のわざ~(令和6年2月18日開催)

【論文】

『小特集 広島県備北地方における太夫の宗教活動―比婆荒神神楽を中心に―』鈴木昂太著 日本民俗学 298号 2019年5月

『第六天魔王と中世日本の創造神話(上・中・下)』彌永信美著 弘前大学國史研究 第104~106号 1998-1999年

『中国山地における中世的諸芸能』友久武文著 中世文学 1998 年 43 巻

『伝承を持続させるものとは何か』鈴木正崇著 国立歴史民俗博物館研究報告 第186集 2014年3月

『〈落差〉を解く 豊前神楽を巡る歴史人類的一解釈』白川琢磨著 国立歴史民俗博物館研究報告 第132集 2006年3月

『幕藩制解体期における農村支配と豪農 : 広島藩領恵蘇郡の事例』中山富広著 史學研究(広島史学研究会) 第165号


【追記(順不同)】

『辻の世界-歴史民俗学的考察-』笹本正治著 名著出版

『植物と行事 その由来を推理する』湯浅浩史著 朝日新聞社(朝日選書478)

『怪異の民俗学8 境界』小松和彦責任編集 河出書房新社

『日本史講座 第5巻近世の形成』歴史学研究会・日本史研究会編 東京大学出版会

『シリーズ藩物語 広島藩』久下実著 現代書館

『精霊の王』中沢新一著 講談社学術文庫

『穢れと神国の中世』片岡 耕平著 講談社選書メチエ 545

『仕舞入門講座』野村四郎著 檜書店

『仏教と人間: 主体的アプローチ』奈良康明著 東京書籍(東書選書136)

『陰陽師とはなにか 被差別の原像を探る』沖浦和光著 河出文庫

『日本の聖と賤 中世篇』野間宏・沖浦和光著 河出文庫

『日本の女性風俗史』切畑健 紫紅社文庫

『大系:仏教と日本人9 民俗と儀礼』井上光貞・上山春平監修 宮家準編集 春秋社

『安芸の伝説』藤井昭著 第一法規出版

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鬼女の慟哭~クシナダ異聞~ 歌峰由子 @althlod

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