間違いなく君だったよ~僕じゃない~

作者 猫柳蝉丸

君との関係、現状維持しかないの? でも、それは、本当の恋と呼べるのかな

  • ★★★ Excellent!!!

 今日も、朝から空は蒼いのに、私の気持ちは穏やかではない。
 私は今日も好きな人と、好きな人の妹と登校する。

 自分の見た目に、ほんの少しコンプレックスを抱く、この物語のヒロイン。そのヒロインが、仄かな恋心で好きな人を見つめる。そして、見つめるからこそ、気づいた別の視線が、そこにあった。

 この物語のように、恋心が向かう矢印は、人それぞれなのでしょう。
 好きな人に向かうモノ、好きな人の妹に向かうモノ、それを傍観したいモノ。

 その矢印に逆らって、自分の恋心に従うのか、その矢印に沿って関係を維持するのか。この物語では、焦ったいほどに、いじらしい。
 でも、関係が壊れるのを恐れて、言葉にしないから悩むのかもしれない。

 堂々巡りの恋の迷路……。このままでいいわけはないと、わたしは思いたい。
 恋って、本当に難しい……。

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