左目から涙が止まらない。「去年マリエンバードで」のような目眩の掌編。

目眩と不安に襲われる掌編でした。それでいて妙に淫靡な昏さもあります。
「去年マリエンバードで」という映画のように意味のない問いと不可思議な周囲の人々が歪んだ時間軸を通り過ぎてゆく感じがしました。
いろいろ感じたことはあるのですが、ひとことで言うと、しびれました。すごいです。