魔王の世界侵略譚

とある世界【ヴェルフェン】この世界は初期、魔族と人間に大きく種族が分かれており、どちらもお互い手は出さず、中立関係だった。
　しかし人間は、異形で異質の魔族を、全く別の種族であると分かりながらも、その見た目だけで恐れをなし、魔族の領地追放を起こす。

突然の事に魔族も人間の意思に理解は出来ず、結果人間が魔族を虐殺というお互いの関係に深い傷を残した。

当時の魔王は、人間の過ちを正す為に、魔族の全面勢力で人間を服従させ、徐々に解放してから関係を戻そうと考えていたが、全人間の解放後、人間達はプライドに傷を付けられたのを深く恨み、【聖王国セレクリッド】を建国し、勇者の育成を開始した。

勇者の力は絶大で、初期魔王はその力に打ち倒され、次なる魔王に人間との関係の改善を継ぐが六代目の今となってもその願いは叶えられていない。