働かないために費やされる努力は既に労働ではないのか(命題

不労所得に頼っていた男性が、社会復帰よりも「どうしたら働かなくて済むか」を追求し続ける作品です。

ここまでやるか? という部分と、SFの加速が過ぎて何だかよく分からなくなってくる部分との渾然一体とした感じがとても面白いです。

多様な価値観の果て、こんな生涯を選んだ人がいてもいいじゃない。
そんな素敵な短編でした。お勧めです!

その他のおすすめレビュー

榮織タスクさんの他のおすすめレビュー514