作り込まれた世界観と設定と——切なさと。

これは、なんだ。

とっても予想外に細部まで丁寧に作られた終末世界の戦闘ものか。

ラブコメのタグが付いているものの、今やその世界設定やギアローダーの性能や、はたまた『備品』の存在理由とか、そちらも隅々まで堪能できる作りに脱帽ものです。

もちろん主人公とヒロイン・皇女殿下のゆっくりと育まれていく信頼関係とその先の想いもしっかり描かれていています。戦時下(人ではない物から人類を護るための戦い)でボロボロになっても彼女を求める主人公が行動するところは胸が熱くなります。

彼が駆るギアローダー・チグリスの強さも気になります。他のギアローダーにはない能力を秘めたチグリス。主人公と共に戦場では圧倒的な強さを誇る謎の機体。(読了していないので、この先で謎が解けていくのか、気になるところです)

シリアスなのに、シリアスにふざけていて思わず笑ってしまうシーンもたっぷり。

ぜひご一読ください!